bc26. 越美越境編2 岐阜→九頭竜湖 2001/11/24

行程

新岐阜(岐阜県岐阜市)←bc25 | →bz32
 ↓岐阜バス(1810円・約150分)
郡上白鳥/美濃白鳥(岐阜県白鳥町)→bc37 | →bc41
 ↓JR東海バス(1280円・約45分)
九頭竜湖駅前(福井県和泉村)

詳細

#174 新岐阜→郡上白鳥  岐阜バス  1810円  6:50発  約150分

朝も早いというのに、郡上白鳥行きのバスに乗る人は多かった。皆が皆遠くまで行くとは思わないし、実際岐阜市内で降りる人が多かったが、それでも朝も早くからご苦労様である。経路としてはまず徹明町まで向かい、徹明町から下芥見までは名鉄美濃線と並行。あとはほぼ156号線をひた走る。私もこの旅で色々な路線バスに乗ってきたが、2時間半もの間、同じバスに乗るのは初めてである。美濃のあたりで通路を挟んで反対側に座っていたおばさんが何も言わずに私の席の側のカーテンを閉めた。眩しいのはわかるが、何も言わずに閉めるとは失礼極まりない。よっぽど抗議しようかと思ったが、運転士氏に「危ないので立たないで下さい」と言われていたので、私からは黙っておく。この時かなり寒かったので、暖を求める意味もあって、美濃で降車する人のために停車した際に席を後ろの方へ移した。その時の温度が2度。どうりで寒いわけだ。美濃は元々名鉄美濃駅があった場所である。今は旧名鉄美濃駅として保存されていた。一度鉄道で来たことがあるが、かなり鄙びた地域を走る鉄道だった。 美濃からの156号線は長良川と長良川鉄道と並行することになる。乗り降りがままあったが、途中時間調整のために数分停車することもあった。郡上八幡は観光地らしく、歩いている団体客を見かけた。郡上八幡は一度来たことがあるのだが、その時には行きもしなかったところを経由して、八幡営業所に到着。ここで数分間停車する。 八幡を出ると、大和村を経て、郡上白鳥に到着。長良川鉄道の美濃白鳥駅の駅前である。2時間半の長丁場だったが、長いとも短いとも感じなかった。

#175 美濃白鳥→九頭竜湖駅前  JR東海バス  1280円  9:45発  約45分

美濃白鳥から九頭竜湖までのバスは一日二本しかない。そして、11月30日までの季節運行である。だから、11月までにここに来る必要があった。しかも、来年には廃止が予定されている。一度、九頭竜湖方面から乗ったことはあるが、客は5人くらいだった。何せ沿線に民家がほとんどないので、平日に乗る人はほとんどいないだろう。今日乗ったのは、私と中年の女性二人組だった。二人組は出発までに運転士から話を聞いていた。どうやら、九頭竜ダムまで行って帰ってくるようだ。バスは白鳥の街を抜けると油坂峠へとさしかかる。油坂峠は今では有料道路が通っているが、バスは当然古い道を走ってゆく。さすがにあまり車は通っていない。油坂峠を越えると、福井県に入る。途中、白馬洞に入ると思ったのだが、このバスは入らなかった。白馬洞にはかつて行ったことがある。B級観光地といったところだろうか。訪問客はほとんどいなかった。九頭竜ダムで二人組が下車。ここはそれなりに観光客が多い。一人になって、九頭竜湖駅の直前でやっと人家が見えてきた。和泉村の中心地に入る。終点、九頭竜湖駅に到着。

補足

九頭竜湖から先に進むバスとしては中竜行きの村営バスがあるが、そこで行き止まりなので、この旅はここで終わりにする。今日乗ったバスは二本だけだが、二本とも特徴的なバスだったので、物足りなさはなかった。

この後は越美北線に乗る。そして寄り道しながら岐阜に戻った。

集計

注釈


初出 : 2001/12/24
最終更新 : 2003/09/18
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