2006年夏・北陸 2006/08/16〜2006/08/20

目的

近いようでなかなか行く機会がない北陸には、実は多くの目的を残している。そういうことで、今年の夏休みは北陸に行くことにした。

本文

2006/08/16(wed)

中央本線沿線某駅から松本まで出る。この日は青春18きっぷを利用した。信越本線経由か大糸線経由かで迷ったが、大糸線は混むだろうと予想し、信越本線経由で行く。長野からの[妙高]は特急型の車両で、それほど混雑もせず快適だった。北陸本線の普通列車は富山に近づくにつれ混み出した。

<行程>
松本→長野→直江津→富山

2006/08/17(thu)

この日は富山県内をまわる。まず、JR富山港線が第三セクター化した、富山ライトレールに乗る。通常、JRが第三セクター化するとなると、赤字で廃止もやむを得ないというところを、救済的な意味で第三セクター化する、というケースが主だが、富山ライトレールの場合は、LRT化して将来的は富山地方鉄道市内線との直通運転も行うということで、発展的な転換と言ってもいいと思う。富山港線もともと私鉄で戦時に国有化されたものである。朝の人が動く時間帯ということもあって、乗客はけっこう多かった。岩瀬の街を歩いて、富山に戻る。

富山から高岡までJRで移動する。混んでいたのは列車の本数が少ないからだろう。9時台は1本しかない。高岡で用事を済ませた後、万葉線に乗る。ところが、事故が起きたということで、高岡駅前から次の片原町まではバス代行運転をするという。暑さで線路が歪み脱線したと、夜のニュースでも流れていた。万葉線は高岡駅前から広小路までは乗ったことがあるので、個人的に乗車記録を残すという意味では、一部分が代行バスでもさほど問題はない。電停の直前でバスを降りて前に停まっている電車に乗り換えるという珍しい経験をした。万葉線は米島口からがけっこうバラエティに富んで面白い線区だった。中新湊までで私以外の乗客が全て降りた。

越の潟から富山県営渡船に乗る。これは無料。近くに橋を作っていて、橋ができたら船は廃止するとか。バスが走るのかもしれないが、自転車での利用客が多いようで、自転車はあの橋を渡るのは難儀そうである。船は船で残してほしいものだが。

船で東側に渡ってバスを待っている間に雨が降ってきた。この後、富山は雨に包まれた。

<行程>
富山→岩瀬浜→富山→高岡→越ノ潟〜堀岡=富山大学→富山

2006/08/18(fri)

富山から高岡にJRで移動して路線バスの旅単発編第30回。富来ではレンタサイクルを利用することになった。失礼だが、こんなところにレンタサイクルがあるとは思わなかった。巌門まで行く。着いた頃にはかなり疲れて巌門はどうでもよくなってきた。ただ、巌門に行くまでの道中の景色はかなり良かった。あと世界一長いベンチというものがある。ただ連続しているだけという感もするが、それを作ろうと思った発想に感服する。この日は輪島に泊。

<行程>
富山→高岡=脇=七尾=羽咋=富来=門前=輪島

2006/08/19(sat)

せっかく輪島に来たので朝市を見学する。ここで輪島っぽいものを朝食としたかったのだが、あてにしていた、以前に行ったことがある店が休業だった。他の、やっていた店に行く。エビ、イカ、カニがのった丼でたいへん豪勢な朝食となった。輪島から、路線バスの旅単発編第31回。輪島に戻って一気に高速バスに乗って金沢へと行く。客は十人強。やはり乗り継ぎなしで金沢まで行けるというのがメリットである。穴水からは高速道路に乗る。それでも2時間かかるというのは、輪島という場所は遠いところにある場所だということか。帰りは寝台特急北陸に乗る。本当は個室に乗りたかったのだが、満室だったので、開放寝台に乗る。入線と同時に列車に乗り込み、寝台に引きこもる。なんせ疲れていたので早く眠りたかった。

<行程>
輪島=穴水=珠洲=木の浦=曽々木=輪島=金沢→(寝台特急北陸・泊)

2006/08/20(sun)

この日は家に帰るだけだ。

<行程>
大宮→志木

総括

久々に能登半島にも足を伸ばせたことはよかった。一時、雨に祟られたが、だいたい夏らしい天気だった。


初出 : 2006/10/15
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