毎度おなじみの路線バスに加え、日本三大霊場の一つである比叡山へと行く。スルッとKANSAI３daysチケットを利用。
羽田空港から神戸空港まで飛行機に乗る。神戸空港に降りるのは初めてのこと。いざ出発というところで、まず部品の不具合があるということでその点検のため遅れ、次に急病人が発生して飛行機から降りるが貨物室に荷物があるということでそれを取り出すということで更に遅れる。結局、１時間くらい遅れて出発した。今回は、特に急いでいなかったので遅れてもその後の旅程に影響はなかったが、やはり予定が詰まっている場合は新幹線に乗ったほうがより確実だ。
神戸から大阪に行き、ホテルに荷物を預けた後で近鉄電車に乗って奈良へと向かう。奈良で用事を済ませて、高の原に出て、バスで登美ヶ丘へ。学研奈良登美ヶ丘という長ったらしい名前の駅が目的だが、行き先申告制のこのバスに乗ってきた地元の人は登美ヶ丘駅と呼んでいた。登美ヶ丘は住宅街だが、駅のまわりはイオンショッピングセンターが目立つくらいでまわりに建物は少ない。それでも近くにマンションを建てていたので、数年後には高層住宅に囲まれているのだろう。わざわざ登美ヶ丘まで来たのは未乗の近鉄けいはんな線に乗るためである。生駒からのそのまま乗り通して大阪に戻る。
＜行程＞
志木→羽田空港＞神戸空港→三宮→大阪→奈良→高の原→登美ヶ丘→大阪
この日は路線バスの旅単発編第33回。和歌山への路線バスの旅は、過去２回、2005年９月と2006年７月に朝寝坊で失敗しているが、三度目の正直で、今回はさすがに大丈夫だった。バスで大阪府まで抜けることも視野に入れていたが、乗れればいいなと思っていたバスに間に合わず、和歌山で用事を済ませて、南海電車で大阪に直行で戻った。
＜行程＞
大阪→八木＝五條＝橋本＝和歌山→大阪
今日の主目的は比叡山。日本三大霊場の一つと言われているが、他の恐山、高野山には行ったことがあるものの、比叡山はない。そこで行ってみることにした。
淀屋橋から京阪電車に乗って丹波橋で近鉄電車に乗り換えで京都に到着。帰りは新幹線で帰るので荷物をコインロッカーに置いておく。
京都からＪＲで西大津に行き、皇子山から京阪で坂本まで行って、ケーブル坂本まで歩くというルートをとる。スルッとKANSAI３dayチケットを使ってただで行ける京都市交＋京阪だと時間がかかりすぎるし、ＪＲ比叡山坂本まで行くと、徒歩の距離が長くなるし、ということでバランスをとった結果。快速の２分後に普通が発車して、最初は普通でもよいと思ったのだが、情報を集めて思案した結果快速に乗る。西大津→皇子山の乗り換えをなんとか３分で済ます。これに乗れないと次は12分後。ケーブル坂本には発車の10分前に着いた。ここは30分間隔。要するに、２分差が最終的には30分差になるという結果が待っていたのだ、と悦に入ったものの、最終的には時間が余ったのでここで急いだ価値はそれほどなかった。
ケーブルカーに乗った人は６人だけだった。このケーブルカーはスルッとKANSAI３dayチケットにも乗れる。琵琶湖の景色などの堪能しケーブル延暦寺駅に到着。延暦寺は大きく分けて東塔、西塔、横川の三地区がある。ケーブル駅から近いのが東塔で、他はバスを使うのが一般的である。三地区の共通拝観料が550円。私は割引券を使って450円。まず東塔を見る。根本中堂というのがメイン建物らしい。その後、横川、西塔とまわる。比叡山内をまわれるシャトルバスがあって、その一日乗車券を800円で買ったのだが、やってきたのが普通の京阪バスで、バスカードリーダーまで備え付けられていたところを見ると、実はスルッとKANSAI３dayチケットで乗れたのかもしれない。日本三大霊場のうち、恐山、高野山は過去に行ったことがあり、比叡山だけが残っていたのだが、都から近いせいか、俗世の空気を濃く感じた。
比叡山頂のロープウェイ乗り場までバスで出て、ロープウェイ、ケーブルカー、叡山電車と乗り継ぐ。これがちょっとひどい。ロープウェイから降りてケーブルカーに乗ろうとしたら出たばかりで15分待ち。ケーブルカーから降りて叡電乗り場まで普通に歩いていったらやはり出たばかりで15分待ち。なお、叡山電鉄の八瀬比叡山口から宝ヶ池までは初めての乗車。
この後、八坂神社、平安神宮に行った後、新幹線に乗って帰った。
＜行程＞
大阪→京都→坂本→比叡山→京都→東京→志木
行きの飛行機が大きく遅れるというトラブルはあったが、他は予定通りに旅を進めることができてよかった。